Saturday, March 5, 2011

BLOG 「私が新型MacBook Pro(Early 2011)を買わない理由」









2011年02月24日、スティーブ・ジョブズの56歳の誕生日に新型MacBook Proが発売されました!

インテルの最新CPU「Sandy Bridge」、最新インタフェース「Thunderbolt」、720pのHD映像対応「FaceTime」を搭載した、過去最高スペックのMacBook Proです。

私は13インチ(2010)を気に入って使っていますが、実は今回の新型にはかなり期待していました。13インチ(2010)はCore 2 Duoのため、15インチや17インチと比べるとどうしても見劣りしてしまいます。MacBookが壊れてしまっため購入しましたが、使用用途を考えるとスペック的には十分とはいえ、なにか腑に落ちない感じがあったのです。

しかし、今回の新型13インチはついにCore 2 Duoを卒業し、Sandy Bridge世代のCore i7を搭載しました。さらにアップルが公表していない変更点もあり、無線LANカードのアンテナ数が2本から3本に増えており、安定した高速通信が可能となっています。
バッテリーは10時間から7時間に変更になりましたが、アップルのバッテリー計測基準の変更により表記が変わっただけで、実際には変わっていないようです。

やはり、最高スペックのMacBook Proであることは間違いありません。
これで堂々と”Pro”を名乗れるようになったわけですが…。

13-inch MacBook Pro
プロセッサ2.3GHzデュアルコアIntel Core i52.7GHzデュアルコアIntel Core i7
三次キャッシュ3MB 共有4MB 共有
メモリ4GB(2GB SO-DIMM x 2)1,333MHz DDR3 SDRAM、最大8GBをサポート
ハードドライブ320GBシリアルATA、5,400rpm500GBシリアルATA、5,400rpm
光学ドライブ8倍速SuperDrive(DVD±R DL/DVD±RW/CD-RW)
グラフィックスIntel HD Graphics 3000プロセッサ(384MB DDR3 SDRAMをメインメモリと共有)
ビデオメモリ256MB GDDR51GB GDDR5
ビデオFaceTime HDカメラ、Thunderboltポート(DVI、VGA、デュアルリンクDVI、HDMIをサポート、別売りのアダプタが必要)                                     
拡張性Thunderboltポート1基(最大10Gbps)、FireWire 800ポート1基、USB 2.0ポート2基、SDXCカードスロット
価格108,800円134,800円

15-inch MacBook Pro
プロセッサ2.0GHzクアッドコアIntel Core i72.2GHzクアッドコアIntel Core i7
三次キャッシュ6MB 共有
メモリ4GB(2GB SO-DIMM x 2)1,333MHz DDR3 SDRAM、最大8GBをサポート
ハードドライブ500GBシリアルATA、5,400rpm750GBシリアルATA、5,400rpm
光学ドライブ8倍速SuperDrive(DVD±R DL/DVD±RW/CD-RW)
グラフィックスIntel HD Graphics 3000およびAMD Radeon HD 6490M(グラフィックス自動切替機能搭載)Intel HD Graphics 3000およびAMD Radeon HD 6750M(グラフィックス自動切替機能搭載)
ビデオメモリ256MB GDDR51GB GDDR5
ビデオFaceTime HDカメラ、Thunderboltポート(DVI、VGA、デュアルリンクDVI、HDMIをサポート、別売りのアダプタが必要)
拡張性Thunderboltポート1基(最大10Gbps)、FireWire 800ポート1基、USB 2.0ポート2基、SDXCカードスロット
価格158,800円189,800円

17-inch MacBook Pro
プロセッサ2.2GHzクアッドコアIntel Core i7
三次キャッシュ6MB 共有
メモリ4GB(2GB SO-DIMM x 2)1,333MHz DDR3 SDRAM、最大8GBをサポート
ハードドライブ750GBシリアルATA、5,400rpm
光学ドライブ8倍速SuperDrive(DVD±R DL/DVD±RW/CD-RW)
グラフィックスIntel HD Graphics 3000およびAMD Radeon HD 6750M(グラフィックス自動切替機能搭載)
ビデオメモリ1GB GDDR5
ビデオFaceTime HDカメラ、Thunderboltポート(DVI、VGA、デュアルリンクDVI、HDMIをサポート、別売りのアダプタが必要)                                          
拡張性Thunderboltポート1基(最大10Gbps)、FireWire 800ポート1基、USB 2.0ポート3基、ExpressCard/34スロット
価格214,800円



今回のアップデートには疑問が残ります。
  1. なぜ画面の解像度が変わらないのか。
  2. オプションのみで搭載可能なSSD。
  3. 変更のない筐体デザイン。


1.なぜ画面の解像度が変わらないのか。

これは非常に大きな問題です。
CPUの変更でパフォーマンスが良くなることは素晴らしいことなのですが、解像度が1280×800のPCはWindowsでも少数派となっています。これは作業効率に大きく関わってくるからです。
そもそも、最近発売されたMacBook Airは11インチですら1366×768、13インチは1440×900を標準でサポートしています。
アスペクト比も16:10でMacBook Airと変わりません。
オプションでも高解像度ディスプレイを選択できないのはやはり疑問が残ります。


2.オプションのみで搭載可能なSSD。

まだまだ価格の高いSSDがオプション設定なのはわかります。しかし、ジョブズは今まで”最先端”、”革新的”といって最新技術を装備してきました。
発表前の噂ではOS起動用の16GBSSDを搭載されるのではとの噂がありました。ネットブックでもSSDがデフォルトで採用されています。
これが実装されれば、MacBook Airのような超高速起動&終了が現実となり、バッテリーの持ちも長くなっていたはずです。
今や”Pro”が付いていても15インチ以下はエントリー機としての位置付けなのでしょうか。


3.変更のない筐体デザイン。

これは大きな問題ではありませんが、デザイン変更の可能性があると考えています。
というのも、MacBookの黒が発売されたのは今から5年ほど前。そろそろブラックモデルが発売されてもおかしくないのではないでしょうか。
AppleのHPのメニューバーデザインもシルバーからマッドブラックに変更されました。それを受けて、Macの筐体に”リキッドメタル”が使われるのではないかという噂も立っています。
Appleがリキッドメタル合金の使用権利を独占取得したことからも、ほぼ間違いなくリキッドメタル製のユニボディMacは発売されるはずです。





そして、新型MacBook Proを購入しない最大の理由はOSです。
今年の夏、MacOS10.7 ”Lion”が発売されます。すでにAppleのHPでも紹介されていますが、10.7には今までにない素晴らしい機能が詰め込まれているようです。

  • Launchpad
  • Mission Control
  • Address Book
  • Mail 5
  • 絵文字
  • フルスクリーンアプリケーション
  • オートセーブ
  • バージョン
  • AirDrop
  • FileVault
  • Find my Mac 等…


これらの機能が搭載されたMacBook Proはおそらく今年中にマイナーチェンジとして発売されると思います。そして、マイナーチェンジの際にAppleはハードウェアの微妙な修正をしてきます。これが意外に重要だったことは今までにも何度かありました。

そして、噂ではMacにもRetinaディスプレイが採用される可能性が出てきたようです。Mac OSX LionはRetinaディスプレイ用の画像ファイルを搭載しているらしいのです。これが事実であれば、Macの解像度は4倍になることになります。
さすがにそこまで細かいと文字が見づらそうですが、AppleはiPhoneでRetinaディスプレイを採用し、多くの支持を得ています。Macにそのまま実装されれば今までにないPCになることは間違いありません。

新しいものを待っていたら何時までも購入できないわけですが、もう発売されることが目に見えているのに、いま購入する気持ちが起きないのも事実です。
Mac OS X Lion、Sandy Bridge、Thunderbolt、HD FaceTime、Retinaディスプレイ、SSD、そしてリキッドメタルボディ。
もしもこれらが搭載されたMacが発売されるのなら…。
あと1年待つ価値は十分にあるのかもしれません。
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

No comments:

Post a Comment